2020年度 センター試験総評

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5分で読める「2020年センター試験」総評

 

今年度の総評

2020年1月、今回が最後となるセンター試験が実施されました。来年からは大学入学共通テストになり、記述式問題の導入は見送られましたが、思考力や判断力を問う問題が出題されます。今回の試験には、昨年に引き続き共通テストを意識した思考力を問う問題が出題されました。

英語の総評

・英語筆記(全体の難易度は昨年並み)
 出題形式に大きな変更はありませんでした。第3問~第6問の読解問題の本文語数は約2800語、設問選択肢を合わせた総語数は約3750語で、昨年とほぼ同じであり、判断に迷う選択肢が含まれている設問もほとんどなく、全体として取り組みやすい問題が多かったと思います。 第5問では昨年に引き続き、物語風のエッセイが出題されました。感情の変化を丁寧に把握しなければならず、昨年よりやや取り組みにくくなりました。
・英語リスニング(全体の難易度は昨年並み)
 出題形式に大きな変更はありませんでしたが、放送される英文と設問選択肢の総語数は約1810語で、昨年より約90語減少しました。第4問の長めの長文は昨年に比べ情報量が多く、複数の情報を整理しながら聞き取る力が問われました。日常会話やモノローグなど、幅広く英語の聴解力が問われています。

文系科目の総評

 現代文では、評論で「レジリエンス」という概念に関する説明文が出題されました。未知の概念を正確に理解する論理的読解力が求められました。また、古文は昨年に引き続き擬古物語からの出題で読み取り易かったですが、漢文は漢詩やそれにまつわる図画が出題され、形式に戸惑った受験生もいたと思います。
 日本史では視覚資料問題が復活しました。社会・経済史に関わる問題が増加し、かつ正確な知識が問われる問題で解きにくい印象ですが、全体では昨年並みの難易度であったと思われます。世界史は昨年並みで文化史の問題が増加、地理は昨年よりやや易化し全分野から満遍なく出題されました。公民は倫理がやや難化しましたが、その他は例年並みの難易度であったと思われます。

理系科目の総評

 数学は、数学ⅠAでは近年には見られない出題形式が複数ありました。考える時間が必要で昨年よりやや難しかったと思います。また数学ⅡBは例年通り計算力が必要な問題が出題されました。
 理科は、昨年に引き続き物理・化学で思考力を問う問題が出題されました。生物では問題の分量が大幅に増加しましたが、図表の数は大幅に減少しており、比較的取り組みやすかったと思います。また、理科基礎は生物基礎で考察問題が減少しました。物理基礎・化学基礎・生物基礎で基本的な問題が多く、解答しやすかったと思います。地学基礎では昨年より大問が1問増加しましたが全体の設問数は昨年と同じでした。

総括と今後について

 今年のセンター試験は、全体で見ると昨年に比べ点数が取りづらかったと思います。今年の受験生は安全志向と言われており、ここからの出願は注意が必要です。この後、私大・国公立大入試を控えているみなさん、この後の試験に備え、万全の準備を整えて合格を勝ち取りましょう。

野田塾高校部 入試情報室