2021年度|大学入学共通テスト|総評

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5分で読める「2021年大学入試共通テスト」総評

 

今年度の総評

 今年は入試改革後、初となる大学入学共通テストが実施された。第一日程は1月16・17日に実施され、確定志願者数は535,245人(前年比96%)で、現役生と既卒生等の割合が、現役生は前年比99.5%、既卒生等は前年比81%となり、志願者減少の大半は既卒生等によるものになっている。
 出題内容の総論としては、教科により違いはあるが、概ね事前に大学入試センターから示されていた問題作成の基本的な方針に則った出題となった。

英語の総評

・リーディング

 出題形式としては、センター試験同様に4択問題が中心であったが、選択肢を並び替える問題など、より正確な読解力を問われる問題がやや増加した。問題量としては、英文とリード文を合わせた総語数は約3,900語で、設問選択肢等の総語数は約1,500語であった。
 昨年度のセンター試験と比較すると、読解量が大幅に増加したが、正確に読み取れば、単純に解答が見つかる問題が増え、難易度は同程度であった。

・リスニング

 出題形式としては、センター試験同様に4択問題が中心であった。問題量としては、問題文のスクリプト総語数は約1,500語で、設問選択肢等の総語数は約700語であった。
昨年度のセンター試験と比較すると1回読みや、イギリス英語など多くの受験者が聞き慣れていない発音の出題が加わったものの、難易度は同程度であった。

数学の総評

・数学Ⅰ・数学A

出題形式としては、センター試験よりは試行調査に近い出題である一方、試行調査よりは会話文などの文章量が大幅に減った。問題量としては多めで、問題によっては、設問にいたる前に状況を自分で整理する必要があり、質・量ともに重めの出題であった。
 昨年度のセンター試験と比較すると難易度が高い。その理由として、出題形式の変更と分量の多さの両方が挙げられる。2回の試行調査よりは、やや易しいであろう。

・数学Ⅱ・数学B

出題形式としては、複数の選択肢から当てはまるものを選ぶ問題が増加した。設問数はやや増加したが、マーク数は4分の3ほどに減っている。問題量としては、計算量はセンター試験よりは少なくなったが、思考力を問う問題が増えた。問題の文章量はセンター試験より大幅に増加した。
 センター試験よりも高度な数学の内容ではあるが、誘導にしたがって解き進める問題が多いので、数学を深く学んでいる生徒には取り組みやすい問題であった。

国語の総評

 出題形式としては、様々な変化が予想されたが、センター試験からの変化は大きくなかった。問題量としては、現代文は昨年のセンター試験とほぼ同じ。古典についても昨年並みであった。
 国語全体を通して、センター試験と比べ、ほぼ同程度の難易度に落ち着いている。また、試行調査と比較しても、奇抜な問題は少なく、取り組みやすい問題となっていた。 

理科の総評

 出題形式としては、全体的に知識のみで解答できる問題が減り、思考力が問われた。問題量としては、物理・地学が同程度、化学はやや増加、生物は減少した。
 難易度については生物・地学は易化、物理・化学は難化した。理科②では、科目間の平均点差が大きいため、得点調整が行われる。

地歴・公民の総評

 出題形式としては、全体的に資料や図表の読み取りが多く、思考力・判断力を求める姿勢が一層鮮明になった。問題量としては、世界史・日本史は60分で解答するには分量がやや多く、地理はセンター試験と同程度であった。
 難易度については、日本史・世界史は易化、地理はやや難化、公民は倫理が易化、政治・経済はほぼ同等、現代社会は難化した。公民は科目間の平均点差が大きいため、理科②同様得点調整が行われる。

 

野田塾高校部 入試情報室