IMCCD高山さんからの手紙#50
地場産業発展支援事業
HACCP認証取得を目指して
IMCCDが地場産業発展支援事業を委託し支援してきたクマエ蒸留会社は、カンボジア農村部で生産された農産物を、お酒やドライフルーツ、お茶、アロマオイルなど様々な製品に加工し、世界にデビューさせる夢を追い求めて成長しています。
お酒の誕生には年月を費やしました。IMCCDの地雷処理チームが地雷除去して安全になった畑に、村人がキャッサバ芋を育て栽培し隣のタイに売りに出かけていましたが、芋のまま売るのではなく加工して付加価値を付けて売るように指導しました。付加価値を付けることでなんとか村人の収入を上げられないかと考え、ソックミエン社長と村人を交え、キャッサバ芋を使った焼酎造りをスタートしました。
IMCCDを長く応援くださっている、桜うづまき酒造( 愛媛県松山市)の篠原成行会長に黒麹の捉供を受け、助言を賜りながら、独自の発酵・蒸留・熟成の工程を確立させていきました。
試行錯誤、失敗に失敗を重ねて15年が経過しました。そしてついに2023年、フランス・パリで行われたお酒の国際的コンクールで4銘柄が入賞を果たしました。翌年の2024年イギリス・ロンドンで行われた世界最高峰と言われるお酒のコンクールIWSCでも、4銘柄が入賞しました。これらの成果を、ドイツ政府やオーストラリア政府が知ることとなり、支援をしていただけるようになりました。特にオーストラリア政府からは、HACCP(食品衛生管理の国際基準)認証を取得するように要望されました。コンサルタント料7,000ドルの支援を受けましたが、認証を受けるための新工場の建設費は自前でということになり、その資金はクラウドファンディングで皆さまにご支援をお願いさせていただきました。多くの温かいご支援により、目標金額を達成し、チャレンジの継続が叶いました。引き続き、HACCP認証取得の新工場で働く社員の教育など、新工場を建設するだけでなく他にもクリアしなければならないことがあり、大きな大きなチャレンジとなりますが、今年度もIWSCで3銘柄が入賞したと連絡を受け、さらなる励みになりました。
後には引けない挑戦を、今後も皆さまに見守っていただきたく思います。
お酒の誕生には年月を費やしました。IMCCDの地雷処理チームが地雷除去して安全になった畑に、村人がキャッサバ芋を育て栽培し隣のタイに売りに出かけていましたが、芋のまま売るのではなく加工して付加価値を付けて売るように指導しました。付加価値を付けることでなんとか村人の収入を上げられないかと考え、ソックミエン社長と村人を交え、キャッサバ芋を使った焼酎造りをスタートしました。
IMCCDを長く応援くださっている、桜うづまき酒造( 愛媛県松山市)の篠原成行会長に黒麹の捉供を受け、助言を賜りながら、独自の発酵・蒸留・熟成の工程を確立させていきました。
試行錯誤、失敗に失敗を重ねて15年が経過しました。そしてついに2023年、フランス・パリで行われたお酒の国際的コンクールで4銘柄が入賞を果たしました。翌年の2024年イギリス・ロンドンで行われた世界最高峰と言われるお酒のコンクールIWSCでも、4銘柄が入賞しました。これらの成果を、ドイツ政府やオーストラリア政府が知ることとなり、支援をしていただけるようになりました。特にオーストラリア政府からは、HACCP(食品衛生管理の国際基準)認証を取得するように要望されました。コンサルタント料7,000ドルの支援を受けましたが、認証を受けるための新工場の建設費は自前でということになり、その資金はクラウドファンディングで皆さまにご支援をお願いさせていただきました。多くの温かいご支援により、目標金額を達成し、チャレンジの継続が叶いました。引き続き、HACCP認証取得の新工場で働く社員の教育など、新工場を建設するだけでなく他にもクリアしなければならないことがあり、大きな大きなチャレンジとなりますが、今年度もIWSCで3銘柄が入賞したと連絡を受け、さらなる励みになりました。
後には引けない挑戦を、今後も皆さまに見守っていただきたく思います。
