第22回|小学生夏休み|読書感想文コンクール

第21回 小学生夏休み読書感想文コンクール 最優秀作品が決定!
毎年夏休みに合わせて開催されている「小学生読書感想文コンクール」は、今年で22回目を迎えました。
野田塾各校では7月に「読書感想文書き方教室」を行い、読書感想文を書くときのポイントを確認しました。これがコンクールの選考基準にもなっています。各学年の最優秀作品についての選評を以下に紹介いたします。
4年生の部最優秀賞には、岡崎市の河野さんの「あきらめないことの大切さ」という作品が選ばれました。なぜこの本を読み始めたのか、自身と主人公の違いは何なのか、本から学んだことを、これから具体的にどう活かしていくかが明確に書かれています。素晴らしい作品でした。
5年生の部最優秀賞には、海部郡の真鍋さんの「どんなこともあきらめない」という作品が選ばれました。心に残った終わりの場面について、感想を伝えるだけでなく、時間をかけて自分なりに解釈し、主人公の生き方から人として大切なことを学べています。これは今後の糧になるはずです。
6年生の部最優秀賞には、日進市の朴さんの「私が見つけた宝物」という作品が選ばれました。「『宝物』とは」と純粋な興味から読み始めた本から、「身近な幸せ」「家族との時間」というかけがえのない「宝物」を見つけることができています。心温まる作品でした。
今回の読書感想文コンクールが、生徒の皆さんの成長するきっかけになっていればうれしいです。 たくさんのご応募、本当にありがとうございました。
最優秀賞を受賞されたみなさんの作品
4年生の部 岡崎市 河野さん 「あきらめないことの大切さ」
ぼくは、水泳を習っている。その水泳教室では、泳力検定がある。その検定に合格すると、次の級に進んで新しい泳ぎ方や長いきょりにちょうせんできる。ぼくは、今バタフライの検定になかなか合格できずにいる。そのようなときに「まだまだここから」という本を見つけた。
この本は、主人公の蓮が水泳の特訓生になるためにがんばる物語だった。ぼくは、かれがどのようにして検定に落ちた後に、立ち直り前を向いて水泳に取り組んだか気になってこの本を読み始めた。かれとぼくの一番のちがいは、検定に落ちた後にすぐに市民プールに練習に行っていたところだ。ぼくの場合はめんどくさくなって次の水泳教室まで、練習をしない。かれはしっかりした目ひょうを持ち、それに向かって自分が何をするべきか考えて行動できていた。自分はなんとなく、水泳教室に通っていればいつかは合格できると思っていたがそうではないことが分かった。
これからぼくは蓮のように、目ひょうに向かって自分なりに考えて行動しようと思う。まずは教室で注意されたキックや手のかきを気をつけてバタフライの練習をがんばりたい。練習時間が足りない場合は市民プールなどにも行きたい。そのようにすれば、バタフライに合格できるようになるし、他のことにチャレンジするときも必ずうまくいくとぼくは思う。
5年生の部 海部郡 真鍋さん 「どんなこともあきらめない」
ぼくはこれまで、苦手なことからいつも逃げてばっかりでした。特に国語の漢字や作文を書くことが大嫌いで、「自分にはどうせできない」と言い訳をしては、向き合うのをさけていました。そんなぼくに、お父さんが一冊の本をオススメしてくれました。それが星の王子さまです。
物語の中で、王子さまは自分が住んでいた小さな星を飛び出し、いくつもの不思議な星を旅していきます。王さまやうぬぼれ屋など、少し変わった大人たちと出会いながら旅を続ける王子さまの姿を追いかけていくうちに、ぼくはどんどん本の世界に引き込まれていきました。
中でも一番ぼくの心にのこっていたのは、物語の終わりの場面です。さまざまな出会いや経験をしてたくさんのことを学んだ王子さまが、最後に砂漠で倒れてしまう場面です。どうしてこんなに優しくてまっすぐした王子さまが倒れてしまわなければいけないんだろう、あんなに一生けん命旅をして、いろいろな星で大切なことを見つけてきたのに、最後に倒れてしまうなんて、悲しすぎると感じました。
でも、本を読み終えてゆっくりと考え直していくうちに、ぼくの心の中に新しい気持ちが芽生えてきました。王子さまはただ旅をして倒れたわけではありません。自分の大切なバラの花のもとへ戻るため、そして自分の本当の想いを果たすために、どんなに怖くても自分の運命から逃げずに最後まで立ち向かったのだと気づいたのです。
自分の夢をかなえるためには、苦しいことや苦手なことから逃げていては絶対にだめなのだと、王子さまの生き方が教えてくれました。
ぼくはこれからは苦手なことからも絶対に逃げず、自分の力でコツコツと努力を続けて、必ず自分の夢を自分でかなえたいです。
6年生の部 日進市 朴さん 「私が見つけた宝物」
私がこの本を読もうと思ったのは、タイトルにある「宝物」というのはどんな物か気になったからです。最初はきらきらした宝石のようなものを想像していました。主人公たちがもらった宝物はどんなもので、それをもらったときどんな気持ちだったのかが気になったからです。
舞台は第二次世界大戦中のイギリスです。両親を亡くしたウィリアム、エドマンド、アンナの三兄弟は、ロンドンに引っこします。しかし、そこで待っていたのはきびしい現実でした。あずけられた家でいじめられたり、大切に借りてきた本を破られてほっぺを叩かれたりしたのです。そんな彼らの唯一の安らぎが村の図書館でした。司書のミュラーさんは三人に寄りそい、本を通して温かく支えてくれます。家を飛び出した三人を引き取り、やがて「新しい母親」になってくれたのもミュラーさんでした。タイトルにある宝物とは、本がつないでくれたきずなであり、自分たちの力でつかみ取った「新しい家族」のことだったのだと気づきました。
私は本を読んで、三兄弟の強さに感動しました。もし自分が彼らの立場なら、つらい現実にたえられず、すぐに泣き出してずっと落ちこんでいたと思います。兄弟を守ろうとした長男のウィリアムも、ひどいことに立ち向かったエドマンドも、同じ小学生とは思えないほどで、とてもあこがれました。何があってもがまん強くたえて、正直に話し合える三人は本当にすごいと思いました。
この本は、私に身近な幸せに感謝する大切さを教えてくれました。これからは、当たり前にある家族との時間を大切にしたいです。そして私も主人公たちのように、つらいことがあっても簡単にあきらめず、がまんする心や、周りの人に正直な気持ちを伝える強さを持てる人になりたいです。
後援企業特別賞
後援企業特別賞は、読書感想文コンクールを後援いただいている企業から、優秀な作品に対して送られる賞です。
後援企業一覧(順不同・敬称略)
- 中日新聞社
- 東海テレビ放送
- CBCテレビ
- メ~テレ
- 中京テレビ
- FM AICHI
- TOKAI RADIO
後援企業特別賞を受賞されたみなさん
- 守山区|6年|関口さん
- 西区|6年|グェンさん
- 春日井市|6年|塩田さん
- 名東区|5年|中島さん
- 稲沢市|5年|徐さん
- 一宮市|5年|髙橋さん
- 刈谷市|4年|前田さん
- 春日井市|4年|杉山さん